赤木満智子さん 1927年生まれ
終戦の年の5月に、勤務していた帝国生命保険熊本支社から東京の本社に出張しました。その時、東京・山手尾を焼き尽くした「山の手空襲」に遭遇、煙と火の粉に追われながら難を逃れて熊本に帰りました。その時に東京駅の駅舎が焼けるのを目撃していました。そのひと月あまりのち、熊本を焼き尽くす熊本大空襲で家を失った上に、祖父と叔父の命が奪われ、さらに終戦間際の8月10日には、母とともに機銃掃射に襲われて堀の中に飛び込んで紙一重で助かりました。92歳のいま、その体験を語りながら平和のかけがえのなさを次の世代に訴え続けています。
撮影日:2020年2月18日
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