未来に残す 戦争の記憶

西田菊人さん　　1936年生まれ

「大きな石が天井を突き破ってボコーンと教室の中に落ちてきよった」―。授業中に突如襲われた大分県・保戸島の国民学校。当時3年生だった西田さんは、校舎が倒れ、窓ガラスが割れ、人が息絶える瞬間を目の当たりにした。校舎に逃げた児童らは機銃掃射で狙われ、西田さんが防空壕から運動場に出てみると児童らの遺体が無残にも散乱していた。凄惨な体験を語っていただきました。