オレンジ色の火の海だった:根室空襲「証言」

空襲の被害データ

  • 空襲を受けた年月日

    1945/7/14〜15

  • 来襲した軍用機の種類

    空母艦載機多数、および戦艦や巡洋艦による艦砲射撃

  • 空襲で亡くなった人の数

    2,000人以上

谷藤栄子さん 1926年生まれ

「今死ぬか、今死ぬかって思いましたね。あの時は生きた心地がしなかったですね」

根室市にある北海道根室支庁に勤めていた谷藤さんが15日に空襲を体験したのは19歳のとき。午前5時過ぎに鳴った空襲警報で支庁へ向かい、防空壕へ避難しながらも、敵機の急降下音や、爆撃を聞きながら「死」を強く意識したという。攻撃が一段落し、高台にあった支庁の窓から市街地を望むと「全部炎でした。不謹慎な言い方をすると華麗なオレンジ色の火の海でした」。壮絶な体験談をお聞きください。

撮影日:2016年11月

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